天才指揮者ロビン・ティチアーティと名門ベルリン・ドイツ交響楽団の豪華オケへ

友人にお誘いいただき、Bunkamuraオーチャードホールで行われた「ロビン・ティチアーティ指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団」の来日公演に行ってきました。

天才指揮者と名高いイギリスのロビン・ティチアーティとドイツの名門オーケストラであるベルリン・ドイツ交響楽団が、ドイツ・オーストリア系の人気作曲家の代表作を披露する一期一会のコンサート。

日本人の共演アーティストが日ごとに変わる形式で、10月6日(日)のサントリーホールでの公演を皮切りに、10月11日(金)までの5日間行われます。

私が行った日の日本の共演者はヴァイオリニストの服部百音さん、演奏プログラムは、ショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」と、大好きなラフマニノフの「交響曲第2番 ホ短調」。

初日のサントリーホールでの、ピアニスト・辻井伸行さんと、ヴァイオリニスト・三浦文彰さんの公演をチェックしていたのですが、チケットを購入できなかったので、とってもありがたいお誘いでした。

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第1部:ショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77」

ショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77」
ヴァイオリン:服部百音
第1楽章:Nocturne. Moderato
第2楽章:Scherzo. Allegro
第3楽章:Passacaglia. Andante – Cadenza (attacca)
第4楽章:Burlesque. Allegro con brio – Presto

ショスタコーヴィチは初めて聴きました。普段は聴かない種類のクラシックです。

ヴァイオリンメインの演奏、久々に聴きましたが、ヴァイオリンって1本で本当に色々な音色が出る魔法の楽器ですよね。2音出す感じ(なんていう技法か名前がわからない…)もすごいし、ハーモニーがきれいだなと思います。

他の奏者とのグラデーションのような演奏も美しかったです。

1.3楽章はヴァイオリンの音色に聴き入る感じ、2.4楽章、それからアンコール(と言っていいのかわからないけれど)は、服部百音さんの超絶技巧に魅せられました。

まだお若い彼女の演奏を聴きながら、音楽はやはり年齢ではなく才能なのかしら、と、ふと。

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第2部:ラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調 Op.27」

ラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調 Op.27」
第1楽章:Largo – Allegro moderato
第2楽章:Allegro molto
第3楽章:Adagio
第4楽章:Allegro vivace

ラフマニノフ好きなので、ビッグネームのオケで生演奏を聴くことができ、それだけで感無量!すごく嬉しかったです。やはり音色が綺麗でしたし、「THE・オケ」って感じの荘厳な演奏も素敵でした。

特に第3楽章の「アダージョ」は私の大好きなラフマニノフの曲の1つなので、すごく贅沢なひと時でした。心地よすぎて寝そうな感覚になるほど(脳波がアルファ波を通りこしてシータ波になったのかも)。

ラストは(私のイメージの)ラフマニノフっぽくなく、明るく華やかな楽曲でした。なんとなくディズニーを彷彿とさせるイメージ。奏者の皆さんのエネルギーも一緒に分けていただくような、元気になれる曲でした。

そうそう、天才と言われるロビン・ティチアーティ氏、どんな指揮をするのだろう?と気になってけっこう見ていたのですが、指揮の技法などについてまったくの無知の私には、その後ろ姿はとても楽しそうでキュートな印象でした。

素晴らしいオケと美しい音色に心が洗われたひととき。
「意識的に良い音楽を聴く、ということを習慣づけたいね」と終わった後に友人と話していたのですが、クラシックって音楽の中でも特に波動が高いそうで、確かにオケのコンサートの後は、身体が喜んでいるというか、細胞からクリアになれるような感じがします。

金曜日のフルートとハープのオケも行きたかったな…。

一流の音楽に触れる機会をいただけたことに感謝です。
ありがとうございました。

【DATA】
BERLIN-TOKYO PROJECT
「ロビン・ティチアーティ指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団」来日公演

【日時】2019年10月7日(月)19:00開演
【会場】Bunkamura オーチャードホール
【出演】ロビン・ティチアーティ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団、服部百音(ヴァイオリン)
【曲目】
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77(ヴァイオリン:服部百音)
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27

【公式サイト】
https://www.ints.co.jp/dso2019/

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