繊細なお鮨を食す「青山 鮨 ふく江」

今日、月は牡牛座に。
牡牛座を象徴するワードの1つに「五感」があるので、今日は五感の1つである味覚が満たされた「青山 鮨 ふく江」のことについて書こうと思います。

まだ世の中が外出自粛ムードになる前に運良く行くことができた「青山 鮨 ふく江」。渋谷駅、表参道駅から徒歩圏内にある、2019年オープンの比較的新しいお店です。東京カレンダーWebで紹介されていたのを見て気になり、行ってきました。

食べることが大好きなので、飲食では大概味覚(とお腹)が満たされている私ですが、「ふく江」は特に牡牛座っぽいなと思いました。

その理由は、繊細な味わいのお鮨が多かった印象が強いから。

だって最初の握りでネタに桜の葉の香りづけがされたお鮨が出てきちゃうんですよ?(すみません、お魚の種類は失念しました…)。

この時の衝撃はけっこう大きかった。桜の風味ですぐに思い出すのは桜餅くらいで、桜の葉をお鮨に合わせるなんて発想もない。こんな形で春を味わうことになるとは思わず。

口の中でほんのりと香る上品な桜の風味に、美味しさ以上に「なんておしゃれな…」という言葉が出てきました。

それ以降も、ネタにプラスして細やかな味わいの違いを楽しめるお鮨が出てきて。

数日寝かすことによりネタが滑らかでこっくりとなるもの、炙りで香ばしさが増すもの…。

食べ方も、塩×わさび、塩×すだち、など、塩と山葵とすだちが常にあり、「お好みで」というものに関しては好みで食べられる、というのももしかしたら初めてだったかも…。

お刺身(ヒラメかな…?)を山葵と塩昆布で食べたのも初めてで、これにも「斬新!」と思ったものでした。

お鮨の斬新系で驚かされたのは恵比寿「くりやかわ」のあん肝と奈良漬のお鮨以来かもしれません。

とにかく繊細なので、何も考えずにただ「おいしーい!」と思って食べていた私には、多分気づけていないことも多い気がします。(こうして振り返っていると、もったいないことをした…という気持ちが沸々と…)。

その日はお相手との時間も楽しもうと思い、いつものようにメモもとらなかったので、それもちょっと後悔…。

最近は「寿司!」って感じの江戸前?男前?なお鮨が多かったのかもしれませんが、ふく江のお鮨はとにかく「女性向けのおしゃれなお鮨」というのがお店を出た後のイメージでした。

東カレには「デートで連れて行ったら彼女が喜ぶお店」的なことが書いてあった気がするのですが、確かにそのとおり、かも。

1点だけ…カウンター席はお隣の方との距離が思いの外近いです。デートなら良いと思いますが、他のお客さんとの距離も近く、席が離れていてもけっこうお話が聞こえてきてしまうので、重要な仕事の話をしなければならない接待などで行くよりは、プライベート利用の方がいいかもしれません。。(仕事の場合は個室カウンターがあるようなので、そちらを利用する方が安心かと)。

カウンター鮨の敷居の高さを感じることなく過ごせる「青山 鮨 ふく江」。大将は良い意味でフレンドリーな方で、細やかでさりげないホスピタリティも居心地が良かったです。

今度は1人で行ってこの繊細なお鮨にとことん向き合い味わってみたいと思います(人と一緒だと食べることに集中できなくなる不器用な人間なので…)。

味覚が研ぎ澄まされるような繊細なお鮨をいただけたことに感謝をこめて。
ごちそうさまでした。ありがとうございました。

【SHOP DATA】
青山 鮨 ふく江

住所:東京都渋谷区渋谷1-6-4
電話番号:03-6427-1212
営業時間:月・祝前日17:30~23:00(LO料理22:30、ドリンク22:30)、火水金土12:00~14:00(LO料理14:00、ドリンク13:30)、17:30~23:00(LO料理22:30、ドリンク22:30)、木12:00~14:00(LO料理13:00、ドリンク13:30)、17:30~23:00(LO料理22:30、ドリンク22:30)
定休日:日・祝日
アクセス:渋谷駅20a出口より徒歩約5分、表参道駅徒歩8分
公式サイト:https://aoyamasushifukue.owst.jp/

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