ツバメのこと

最近、ツバメに心を奪われています。
家の窓からツバメの飛行が良く見えるのですが、小さくてかわいいのに、小さな体で鋭敏に飛ぶ姿のギャップがたまらなく好きです。

それにすごく気持ち良さそうに飛んでいます。羨ましい…!(飛行中の姿をおさめられたら、と思うのですが、速すぎるし急に方向転換するから絶対無理!撮れる気がまったくしません…悲しい)。

駅までの道にツバメの巣があるお宅があって、毎年ツバメは目にしていたので、①カラス②鳩③ツバメ、くらいには認識がありましたが、こんなにツバメを良く見ているのはたぶん生まれて初めてのことです。

近所にツバメの巣があるお宅は、おそらく軒下をツバメに間借りさせることを許しているのだと思いますが、フンなどのお掃除が大変そう…などと現実的な見方をしながらも、ツバメのいる生活を送りたい、なんて思い始めている私がいます。

ツバメと言えば、子どものころの思い出に「ツバメのお礼」なるものがあります。

いくつの時かは忘れましたが、急などしゃ降りで濡れたツバメが、自宅の窓で雨宿りをしていたことがありました。巣立って間もないツバメだったのかな?夜で、濡れた羽では落下の危険もあったため、母がそのツバメを捕獲して一晩、家でお世話(?)をしたのです。

(と言ってもタオルで濡れた身体を拭き、虫カゴか何かの中に入れただけで、エサはあげたのか不明…。母は獣医を目指していたことがあり、普通よりは知識があったはずなので、変なことはしていないはずですが…)

私たちは親切心でしたことでしたが、知らない場所にいきなり捕獲され、ツバメはとても怖かったと思います。

翌朝、晴れた空に放すとツバメは逃げるように空へと飛んでいき、「そりゃ怖かったよね」と家族で話していました。

その後、当日だったか翌日だったか数日後だったかは定かではありませんが、3羽のツバメが窓の外にやってきて、少しの間はばたいて去る、ということがありました。

窓に体当たり…というか、身体をこするようにして去っていったので、その真意はわかりませんが、私たち家族の間ではそれが先日助けたツバメとその家族で、「ツバメがお礼に来たんじゃない?」という幸せな解釈をしていました。

(今思えば「おまえら何ツバメをさらっとるんじゃあ!二度としたら次はねえからな」的な仕返しともとれますが・笑)。

でも、調べたら、ツバメのお礼はあながちないことではないのかも、という結論に。『ツバメのおんがえし』という童話もあるくらいなので、きっとあの時ツバメはお礼を言いに来てくれたのだということにしておこうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
この時期は鳥の活動が活発です。昔は興味がなかったのですが、鳥を見ていると過去発揮されなかった知的好奇心が湧き上がってきます。よろしければ皆様も窓の外の野鳥観察、してみてください。思わぬ発見があるかもしれません。

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