親知らずを抜くのが怖い&不安な方へ~親知らず4本の抜歯体験記【1】抜く前の心構え編

今年の1月と3月に2本ずつ、計4本の親知らずを抜きました。2度目の抜歯から1か月が経ち、だいぶ通常の生活ができるようになってきたので、私の親知らずの抜歯体験をまとめてみたいと思います。

なぜそんなことを書こうと思ったのかというと…

親知らずを抜くにあたり、私自身、あまりにも怖すぎて色々と調べた経緯があるからです。でも正直、読んで安心できるサイトもブログもありませんでした。

親知らず抜歯後の経過を記したブログも、「全然平気」という方と「熱が出るなど思ったより重症」という方がいて、仕事や生活はどうすればいいのだろう…とますます困惑するばかり。

なので事前に私が知っておきたかったことを、これから親知らずの抜歯をすることになって恐怖Maxの方のために残し、不安な気持ちや恐怖心を和らげるお手伝いができたらな、と思ったからです。

たかが抜歯、されど抜歯。私は抜歯後、腫れるわ痛いわ、口が開かないなど、抜歯後1か月は食事など不便なことが多かったので…事前情報として、少しでもお役に立てれば幸いです。

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私が親知らずを抜くことになった経緯

まずは私のケースをご説明します。

・上2本の親知らずは外に出ている状態
・下2本の親知らずは埋まっている状態

そもそも私は親知らずを抜く気などまったくなく、一生添い遂げるつもりでいました。なので過去、虫歯になった時もわざわざ治療をしていたわけです。

ところが、上2本の親知らずがまた虫歯になってしまい、さらに、今回抜く直接の原因になったのが、左下の親知らず。おとなしく埋まっていたはずなのに、今になって少しだけ出てきてしまったんです。

出てきたと言っても、どちらかというと歯茎に穴が開いてしまっている状態に近く、歯磨きもできず不衛生な状態&中で菌が繁殖したら大変なことになって、最悪、脳にも影響する可能性を示唆され…。怖いとか嫌だとかいう暇も迷う選択肢もなく、最短スケジュールで抜歯を決断しました。

でも、親知らずの抜歯についてほとんど知識がなく、先生に色々と質問して確認しても即決できるほどの情報は得られなかったため、抜歯をする日や抜く本数などのスケジュールはすぐに決めることができませんでした。

何より、どうすれば痛みを感じずにすむのか…恐怖心をいかになくすかが私の最大の課題でした。

すでに生えている上の親知らずを1本抜くなどであれば、そこまで考える必要はないと思いますが、下の親知らずは顎が動かしづらくなるなど、抜歯後は翌日以降の生活にも影響が出ることもあります。激痛ですぐに抜く必要がある場合などを除き、抜歯スケジュールはちゃんと考えたほうが良いかもしれません。

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親知らずの抜歯前に確認&調べたこと

①抜歯する親知らずの位置と本数

親知らずの抜歯をする場合、親知らずの状態によって抜歯の方法やかかる時間、術後の状態や完治までにかかる時間などが異なります。

私の場合ですと、

・上2本の親知らずは外に出ている状態
→簡単にすぐ抜けるため、普通の歯科医でも対応可能。

・下2本の親知らずは埋まっている状態
→歯茎を切開して抜く(というか掘り出す)手術になるので専門医の対応になる。
→親知らずの位置が深かったり骨に接触していると難しい手術になるが、実際に開いてみるまでわからない。

私はいつもお世話になっている歯科医院での抜歯を決めていたので、専門医の来院日に日にちが限定されてしまいましたが、大学病院などでも抜歯は可能です。ただ、混んでいるので予約はとりづらいとのこと。(調べたら専門の歯科医院もあるようでした)。

②抜歯のスケジュールと抜歯後の症状

4ヵ所の抜歯は、左下が最初、ということは決めていましたが、できれば1度で終わりにしたかったので、その旨相談したところ、「よっぽどのことがない限り一気にやるのはやめたほうがいい」と言われました。口が開かなくなるので食事ができなくなる、というのです。

もちろん、1本ずつからの抜歯もできるのですが、勧められたのは右上下、左上下の計2回というスケジュール。

結果的には言われたとおり、左の上下2本を1月、右の上下2本を3月、というスケジュールにしたのですが、今となっては1度に4本抜くのではなく、左右2回に分けて正解だったと思っています(数日間、断食の覚悟もしていましたが、今思うと絶対に無理です)。

スケジュールのことで補足をすると、手術時間は上下2本で大体1時間くらい。上の生え切っている親知らず1本であれば、多く見ても30分で終わるのではないでしょうか(抜歯はたぶん5分もかからないです)。そして麻酔が切れると地獄が始まります…。

親知らずの状態によっては翌日以降もかなり影響が出るので、不安であれば、翌日以降は休めるスケジュールにしておくと無理をしないですむので安心です。

参考までに、術後の私はこんな感じでした。

・口が開かない。
・微熱が出る。
・痛み止めがなかなか効かず、痛い。
・唾液過多と喉の乾燥&痛みで眠れない。
・普通に歩くと響いて痛い。
・抜歯側の頬(顎付近)が腫れる(1~2日後以降)。

痛み以外の症状は、下の親知らずを抜いたことが原因のようです。

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本気で怖かったら「鎮静法という麻酔法」で恐怖心を和らげる方法も

実は、手術前は本気で怖すぎて、全身麻酔の方法があったのを思い出したのでその相談もしていました。

この方法、私は全身麻酔だと思っていたのですが、一般的には「鎮静法」と呼ばれる麻酔法のこと。不安や恐怖心のある人や長時間の処置を受ける人に対して行われ、全身麻酔ではないので意識はなくならないそうですが、ウトウト&リラックスした状態で手術を受けることができるそうです。

歯科治療で主に用いられる鎮静法は「笑気吸入鎮静法」と「静脈内鎮静法」。

・笑気吸入鎮静法(笑気麻酔)
笑気ガス(亜鉛化窒素ガス)を鼻から吸引しておこなう鎮静法。

・静脈内鎮静法
点滴によって腕の静脈から鎮静薬を注入しておこなう鎮静法。(私は過去に胃カメラが飲めず、この方法で乗り越えたことがあります。これで抜歯できたら最高なのに、と思ってました)

どちらの方法もメリットとリスクがあるようなので、気になる方は担当医に相談してみるとよいと思います。

私が相談したときは以下のようなお返事をいただきました。

・麻酔科医が必要になるので、麻酔科医が常駐している大学病院でやるのが早い。
・保険内診療になるのは鎮静法がないと手術できないケースのみ。それ以外は保険適用外で、プラス4~5万円くらい(目安)多くかかる。
・怖いかもしれないけれど、普通の麻酔で十分大丈夫。

ということで、結局鎮静法にお世話になることなく、恐怖の抜歯に挑みました。

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おまけ:歯科治療に適した日とは

最後に気休めとして、歯科治療に適した日をご紹介して終わりにしたいと思います。

歯科治療に適した日は「月が山羊座にある日」。

こちらの「MOON CYCLE」というサイトで月が滞在しているサインが調べられます。
http://moon-cycle.net/moon_calendar.html

下手な医師に手術されると大変なことになる…と聞き、抜歯をお願いするのは初めての歯科医で怖かったので、月が山羊座にある日を選んで抜歯しました。

終えた今は、そこまで心配することなかった、と思えますが、恐怖心は実際に「平気だった」と思えるまでは拭えないもの。どのくらい効果があるかはわかりませんが、ご参考までに…。

実際に抜歯したときのことについては後日改めてまとめますね。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

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