
今日も月は蟹座に。
蟹座と言えば、やはり「月」。
今日は最近勉強を始めた天文に関する知識を元に、月の引力とその影響について書いてみようと思います。
月は、地球の唯一の衛星で、地球に一番近い天体です。
月までの距離は約38万km。
ロケットでは4日ほど、光速だと1.3秒の距離です。
参考までに…
●一般的には、地球の地表から高度100km以上が宇宙
●飛行機の高度が上空10km程度
●国際宇宙ステーション(ISS)の高度が400km
こうして見ると、近いのか、遠いのか…という感じですが、地球と月は引力によりお互い影響を与え合っており、その影響は目に見えるところと目には見えないところで表れています。
海のそばに住んでいる方など、日常的に海に接している方はわかると思いますが、月の引力を目で見てわかりやすく感じるのは海、海面が上下する潮の干満(かんまん)です。
潮の干満は、月の引力により、1日2回、海面が上下する現象。
海面が高い状態を満潮、低い状態を干潮と言います。
そして、月の引力は月に近い場所ほど影響が強くなります。
地球の月に近い場所では海水が引っ張られて満潮となり、その反対側の海水もとり残されるという形で満潮になるため、その間の海面は下がって干潮となります。
中でも、引力が強くなるのは、地球が月と太陽と一直線に並ぶ新月や満月のとき。
このときは太陽の引力も加わるため、潮の干満の差は大きくなります。
新月・満月のとき、どちらがより影響(引力)が強いのかについては、色々な考え方ができます。
物理的に考えれば、新月・満月のとき、地球のどこにいるか(月から近いか遠いか)でまず1つ判断できると思いますが、私の場合は、満月前後は特に食欲旺盛になったり眠くなることが多く、感情的にもなりやすいです。
解釈的にも、月が新月から満月に向かって大きくなっていく様が何事も増長させる、と見ることが多い気がします。
ただ、何かで読んだ記憶があるのですが、これは生まれた時の月の相も関係しているそうなので、新月と満月、どちらの影響をどのように受けやすいか、というのは個人差がある、と思った方がいいかもしれません。
一方、月が半月(上弦の月と下弦の月)のときは、海の干満の差が一番小さな状態となります。
物理的には月の引力が最も弱くなるときです。
月のサイクルで見てみると、月の引力の周期としてはこんな感じになります。
【強】新月
↓約1週間
【弱】半月(上弦の月)
↓約1週間
【強】満月
↓約1週間
【弱】半月(下弦の月)
↓約1週間
【強】新月
約1週間ごとに強弱を繰り返しているイメージです。
実際には、月からの物理的な影響を受けやすいか受けにくいかという身体の個体差も大きく関係していると思いますが、人間も体内に海がある(体内の水分の塩分濃度が海水とほぼ同じようです)、と言われているため、多かれ少なかれ、誰もが海の満ち干のような引力による影響を受けているかと思います。
月の影響、月のエネルギーを使うときのご参考になれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
月の引力とエネルギーが、私たちを幸福に導いてくれることを願って。