前回に引き続き、「東京シティ・フィルのドラゴンクエスト すぎやまこういち 交響組曲『ドラゴンクエスト』全シリーズ演奏会」の交響組曲「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」を聴きに、初台のオペラシティへ行ってきました。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と指揮者・井田勝大さんによるドラゴンクエストのオーケストラコンサート。
前回のドラクエ1.2.3に続き、今回もノスタルジックな気持ちになったひと時でした。もしかしたら年齢的に一番プレイ記憶がはっきりしているのがドラクエ4かもしれません。
個人的には、ドラクエの音楽は4から今の「ドラクエ音楽」になっていった気がするのですが…どうでしょうか。
すぎやまこういち:交響組曲「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」演奏プログラム
【プログラム】
1.序曲
2.王宮のメヌエット
3.勇者の仲間たち(間奏曲~戦士はひとり征く~おてんば姫の行進~武器商人トルネコ~ジプシー・ダンス~ジプシーの旅~間奏曲)
4.街でのひととき(街~楽しいカジノ~コロシアム~街)
5.勇者の故郷~馬車のマーチ
6.立ちはだかる難敵
休憩
7.恐怖の洞窟~呪われし塔
8.エレジー~不思議のほこら
9.のどかな熱気球のたび
10.海図を広げて
11.ピサロ~ピサロは往く
12.謎の城
13.栄光への戦い(戦闘~邪悪なるもの~悪の化身)
14.導かれし者たち
ドラクエ4で特筆すべきことの1つは、やはり章ごとにフィールド曲(4章に関しては戦闘曲も)が違ったこと。なぜ、ライアンとトルネコのおじさんふたりの曲があんなに柔らかかったのかは謎ですが(笑)、素敵な曲が多いですよね。
私は勇者ひとりのフィールド曲が一番好きです。あと、ミネアとマーニャの戦闘曲がオケだとすごく軽いのですが、聴いていてテンションが上がりました。
テンションが上がったと言えば、やはり最後のデスピサロ。ゾーマの「真正面から正々堂々とぶっ倒す」的な潔さはないものの、デスピサロが形態進化してからのスピーディーでちょっと不安定な曲調はラスボス感満載で良かったです(ただもうちょっと迫力があっても良かったような…?そういう曲ではないのですが)。
やっぱりボス戦はオケだと臨場感があって聴きごたえがあります。クラシックのオケは、それこそラーミアや船のような優美な曲を聴きたいと思うのですが…ドラクエの音楽は聴くと副交感神経ではなく交感神経が優位になって、テンションが上がるような曲を期待してしまうようです。
アンコールは「ドラゴンクエストV〜天空の花嫁〜」より2曲
【アンコール】
交響組曲「ドラゴンクエストV」 〜天空の花嫁〜 より
・不死身の敵に挑む
・序曲のマーチ
アンコールはボス戦の音楽でした。このボス戦の音楽はパパスが息子を守るために無防備に敵にやられていくシーンの印象が強いので、かっこよかったけど気持ちがちょっと落ち込みました(笑)。
ドラクエVはストーリーが好きで、ビアンカとフローラ、どちらとも結婚したし、モンスター集めでもやりこんだ記憶があるのですが…そういえば意外と曲が出てきません。
まだチケットがとれていないので、ドラクエVも行けたらいいなと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
今回も素敵な生演奏に触れられたことに感謝して。
【DATA】
東京シティ・フィルのドラゴンクエスト
すぎやまこういち 交響組曲「ドラゴンクエスト」全シリーズ演奏会
交響組曲「ドラゴンクエストⅣ」導かれし者たち
【日時】2019年6月5日(水)19:00開演
【会場】東京オペラシティ コンサートホール
【出演】指揮・お話:井田 勝大
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
コンサートマスター:山本友重
【公式サイト】https://www.cityphil.jp/concert/detail.php?id=80&