理想の現実化のために「脳をだます」

先日のメンターさんとのオンライン会合(?)でとても興味深いことを聞きました。
脳についてです。

脳は現実と想像(妄想)の区別がつかない、ということは今までにも何度か聞いたことがありましたが、ミラーニューロン、そして幻肢痛と鏡治療について詳しく聞いたのは初めてでした。

特に幻肢痛と鏡治療のこと…。

事故や手術などで手や足を切断した方の中には、ないはずの手足が痛む、という症状が出る方がいるそうです。そんな時の治療法が「鏡治療」。反対側の手足を鏡に写し、その手に治療を施す様子を見ると、ない手足が治療されているように脳が錯覚し、患者さんの痛みが軽減するのだそう。

つまり、「脳はだませる」ということ。

なぜそのような話になったかというと、私の何気ない思い込みが自分に制限をかけている、ということを指摘(というか注意)されたからでした。

例えば…

①私は雨が降っている時は傘を差さないと濡れてしまう、と思っているが、それは私の単なる思い込みでしかなく、実際には雨がやむかもしれないし、誰かが車で目的の場所まで連れて行ってくれて、傘は必要ないかもしれない。

②私は大勢の人の前で話すなんてできないと思っているが、実際にやってはいないのでできないかどうかはわからない。そして、私にはみんなの前では上手に話さなければ、という思い込みがあるが、紙に書いてある1文を読むだけであれば、多分できる。

私だけではないと思いますが、無意識の思い込み、けっこう多いです。そしてこの思い込みが厄介なんです。

そしてミラーニューロンの話にうつります。

ミラーニューロンとは、他人の行動を見て、自分も同じ行動をとっているように反応する脳内の神経細胞のこと。

例えば、特に興味のなかったスポーツの生観戦で他の人と同じように熱狂したり、同じスポーツ経験者が選手と同じような感情を体感したり…これ、全部ミラーニューロンの働きと思われるものだそうです。

ミラーニューロンは自分が実際に体験したことでなくても、ただ他人の行動を見るだけで活性し、脳内で再現するそうなんです。

※ちなみにサルの脳では実験結果が明らかにされていますが、人間の脳内にミラーニューロンが存在する確証はまだなく、推測の段階のようです。

つまり、脳には変なクセ、というか、雑な部分があり、脳の認知は絶対ではない(すべてが正しいわけではない)ということ。

この話を聞いて閃いたのが、この不思議な脳の特性を逆手にとって自ら「脳をだます」ということでした。脳をだますことで理想を現実化していくことができるのでは、と、珍しくすんなりと思うことができたのです。

今まで思考のクセ…つまり脳のクセはなかなか直せない、とこれまた思い込んでいたのですが(そしてメンターさんに指摘されましたw)、今回その枠が外れたのは、幻肢痛と鏡治療という脳のバグ(?)のような実例から、脳は完璧ではないもの、というインプットができたことが大きいです。

具体策はこれから実際に色々と試して効果測定をし、手探りで探していく形になると思いますが、うまく脳をだますポイントさえ見つかれば、けっこう早く結果が出せるのではないかと思っています。

地の時代の流れから逸脱しないよう、この20年、本来の自分にはそぐわない様々な考え方や在り方を身につけてきました。自分らしさが仇となることを知り、自分を押し殺して生きることも覚えました。

でも、風の時代を目前にして、それらはもう手放さなければと思っています。そのためには今の脳のクセ自体を変える必要があります(と思っていたところに具体的方法が出てきたので、脳をだます方法はやはり妙案なのだと思います)。

理想の現実化のために「脳をだます」。

「思考のクセを直す」だと「できなさそう」というブロックが入るので、「脳をだます」は言葉としてもしっくりきていて気に入っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
脳をだまし、8月上旬の水瓶座満月までに不要な思考のクセや常識を手放し、本来の自分に必要なマインドセットができますように。

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